米国の売電価格

米ローレンス・バークレー国立研究所の2021年10月発表のPPAスキームによる売電価格は米国西部で約2セント/kWhとなっています。

1ドル135円で換算すると約2.7円/kWhです。

米国では日本のようなFIT制度は有りませんし州や地域ごとに買取制度や補助金等も異なるので一概に比較は出来ませんが。

 

ヨーロッパの売電価格

世界と日本の太陽光発電のコスト推移

BloombergNEFデータより資源エネルギー庁作成

 

太陽光発電用の部材の価格もこの10年間低下してきたものの国際情勢(新型コロナ、ロシアのウクライナ侵攻等)に因る資源価格上昇の影響もあり、直近3年間は下げ止まりから上昇に転じています。

代表的部材である太陽光パネルの価格推移

日本の状況

日本の再エネ導入率は2012年から2020年の8年間で約4倍増加しており、国土面積当りの太陽光設備容量はドイツを抜き世界一ですが、再エネ総量(水力除く)ではドイツの約半分程度で世界第6位にとどまっています。

まとめ

各国とも発電コストは下がっているものの、それ以上に売電価格が下がっており再生可能エネルギーの比率を高めて行くためにはより一層の技術革新が求められます。

投資の観点から見ますと日本の高FIT案件は希少な高収益対象となっています。

以上